カリフォルニア・加州ラジオ草紙 (1)
■[原発]3.11以来福島原発事故に対し取ってきた政策は、「情報を隠す」「事故を小さく見せる」「基準値を上げる」
これがコンセプトであることを決して忘れずにニュースを読まねばならないと自身を戒めている。考えたくないと思いがちになる自分自身が敵です。ブログの仲間がいてくださって有難い!!!
たんぽぽ舎です。【TMM:No1387】
2012年3月15日(木) 転送歓迎
★1.ふくしまの子どもを21世紀の「人道に関する罪」から守れ!
世界市民法廷「陪審員の評決」のお願い(2012.3.11) (柳原敏夫)
{転送}
タイタニック号の救命ボートの拳に置かれた人
こんにちわ、柳原です。
2012年3月11日を迎え、私から皆さまにお知らせとお願いがあります。いま、疎開裁判は二審の仙台高等裁判所に係属中です。
一審では、「チェルノブイリ事故による健康被害との具体的な対比」からふくしまの未来を予測し、警告しました。とりわけ来日中のベラルーシのバンダシェフスキー教授の研究成果に基づき、チェルノブイリで子供たちに大量に発生した甲状線のがん、心臓病がふくしまでも発生することを予測し、警告しました。
矢ヶ崎意見書(抜粋)
松井英介氏の意見書(抜粋)
ECRRバズビー論文
しかし、私たちの予想を越え、半年を経ずして、その予測・警告がふくしまで現実のものになりました。既に、高校生が3名、心筋梗塞で亡くなったと聞きました。甲状線検査の結果、南相馬市など4市町村の子どもたちの約30%にしこりや嚢胞が見つかり、札幌に自主避難した郡山市の子どもにも甲状線検査でしこりが見つかりました。
もはや「チェルノブイリからの警告」ではなく、「ふくしまからの警告」が始まっています。
何時間が世界貿易センターが攻撃された
それが二審の裁判の中心問題です(この問題を追及したのが矢ヶ崎氏の意見書(4)です)。
矢ヶ崎意見書(4)
しかし、この間、疎開裁判で、子供たちがいかに危険な環境で教育を受け続けているかを外部被ばくと内部被ばくの両面から徹底的に明らかにしてきたにも関わらず、政府と自治体はこの事実に目を背け続けてきました。なぜ、ここまでシラを切れるのか、それは常人から見て理解不可能な、疎開裁判の最大の謎でした。
もし福島原発事故が火山噴火のような自然災害だったら、あるいは東京大空襲のような戦争被害だったら、とっくに集団疎開は実現していた筈です。なぜ、最も深刻な福島の集団疎開だけが今なお実現しないのか。
それは、集団疎開の義務を負う政府が福島原発事故という人災を引き起こした加害者自身だからです。
政府が3.11以来福島原発事故に対し取ってきた政策は、
三大政策
「情報を隠すこと」
「事故を小さく見せること」
「様々な基準値を上げること」です。
つまり加害者として徹底した責任追及されるのを予防することに全精力が注がれたのです。
夕食キャストリストMRSに来た男。
そんな連中が、自分達への責任追及の突破口になるかもしれないと恐れる集団疎開の問題を真摯に取り組むことは不可能です。
このままいったら、ふくしまの子どもたちは、復興という名のもとにふくしまに閉じ込められ、加害者たちの手によって21世紀の「人道に関する罪」の犠牲者となります。
では、子供たちを救う裁判をあきらめる? とんでもありません。チョムスキーが指摘した通り、もともと、子供たちを救うのは、主権者である我々市民に課せられた根本的な責務だからです。
では、どうやって? 世界史の経験に照らせば、それは民主主義と人権宣言の原点に帰るしかありません。今回、その具体化が世界市民法廷です。
世界市民法廷は、世界中の市民ひとりひとりが陪審員となって、子供たちの避難について裁きを下す場です。世界市民法廷に寄せられた市民の裁きが多ければ多いほど、それが世の中を動かし、子供たちを救います。
どうか、世界中の市民が、いま、原発事故の加害者たちの手によって21世紀の「人道に関する罪」の犠牲者にされようとしているふくしまの子供たちを救うという市民の根本的な責務を果すため、「私たち自身の手で裁きを下す」という世界市民法廷のアクションに参加下さるよう、お願いします。
陪審員として「疎開裁判」の裁きを表明する場所
既に「疎開裁判」の裁きを表明した人たちの判決結果と理由が公開されている場所(日本語版)
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